今まで、どんな投資信託を買えば良い?- その1 - 、どんな投資信託を買えば良い?- その2 - の
2回にわたって「国内」と「国外」の「株式」や「債券」をそれぞれ保持する事によって
「リスク」を軽減させる、「投資対象の分散」について書きました。
今回は「投資機会の分散」が図れる「ドル・コスト平均法」について書いていこうと思います。
よく、「買いたい投資信託があるが、今の「基準価格」で買って良いのか迷っている」、
「基準価格」が高値になっていて今のタイミングで買って良いものか」などという話を耳にします。
確かに「基準価格」が最も安いところで買って、「基準価格」が最も高い時に売却すれば最高に儲かります。
しかし、現実には
相場を常に予測する事はプロでも非常に困難です。
様々な専門家の「マーケット予想」を私も目にしますが、的中する時もあれば的中しない時もあります。
つまり
今の投資信託の「基準価格」が買い時かどうかのタイミングは
未来になってみないと分からないのです。
ではどうしたら良いのでしょうか?そこで「ドル・コスト平均法」が登場してきます。
「ドル・コスト平均法」は多くに金融のプロに好まれている
「投資機会の分散」が図れる有効な手段です。
「ドル・コスト平均法」は投資信託だけでなく、
「株」、「為替」と相場が変動する多くの金融商品に活用されています。
ではそのプロにも好まれている「ドル・コスト平均法」とはどのような「テクニック」なのでしょうか?実は非常に単純で「ドル・コスト平均法」とは「定期的に一定の金額を投資する」、たったそれだけです。
それでは「ドル・コスト平均法」の効果について実際にみていきましょう。

上の図のように4ヶ月間、「基準価格」が変動したとします。
1ヶ月目では「基準価格」は1万円
2ヶ月目では「基準価格」は5千円
3ヶ月目では「基準価格」は2万円
4ヶ月目では「基準価格」は8千円
でした。
Aさんは毎月5万円ずつ積立をしました。(ドル・コスト平均法)
Bさんは毎月同じ口数5万口を積立をしました。(同口数積立)
Cさんは1ヶ月目に20万円購入をしました。(押し目買い)
さて、4ヵ月後の結果はどのようになっているでしょうか?
| 名前 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 合計 | 時価/損益 |
| Aさん | 50,000口 | 100,000口 | 25,000口 | 65,500口 | 237,500口 | 時価 \190,000 |
| \50,000 | \50,000 | \50,000 | \50,000 | \200,000 | 損益-\10,000 | |
| Bさん | 50,000口 | 50,000口 | 50,000口 | 50,000口 | 200,000口 | 時価 \160,000 |
| \50,000 | \25,000 | \100,000 | \40,000 | \215,000 | 損益-\55,000 | |
| Cさん | 200,000口 | 0口 | 0口 | 0口 | 200,000口 | 時価 \160,000 |
| \200,000 | \0 | \0 | \0 | \200,000 | 損益-\40,000 |
残念ながら3人ともマイナスの結果となってしまいましたが、
Aさんが最もマイナスが少ない事が分かるかと思います。
Cさんは評価時点で購入時点より「基準価格」が4千円下がっているため、
損がでているのはすぐに分かります。
Bさんは「ドル・コスト平均法」とは違い、
毎月同じ口数を買いました。
すると「ドル・コスト平均法」とは違い、
「基準価格」が安い時にはたくさんの口数が買えず、
「基準価格」が高い時にたくさんの口数を買ってしまい、
結果的に3人の中で最もマイナスが大きくなってしまいました。
同じ口数を定期的に買うのはオススメできません。
Aさんは毎月同じ金額を投資していたので、
「基準価格」が高い3ヶ月目には少ない口数しか買えませんでしたが、
「基準価格」が安い2ヶ月目と4ヶ月目ではたくさんの口数を買う事が出来ました。
結果として口数1単位に支払う平均コストは常に市場の平均価格よりも安くなります。
「ドル・コスト平均法」も決して万能な訳ではないですが、「投資機会」の間違いのリスクを減らす事ができます。
先程も述べましたが、相場を常に予測する事はプロでも非常に困難なのです。
「運」や「勘」に身を任せるよりも「確立」や「理論」に基づいて投資を行なってみてはいかがでしょうか。
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