世界トップの経済大国アメリカはこと「投資」に関しても、日本と比較して「先進国」であると思います。
そうであるならば、「先人の知恵」に学ばない手はありません。
今回は日本とアメリカの違いを比較し、「先人の知恵」に学んでいきたいと思います。
まずは日本とアメリカの投資信託の普及率についてみていきましょう。
日本証券業協会 証券教育広報センターの統計資料(平成15年度時点)によると
「関心がある」と回答した人はたったの8.0%です。
逆に「関心がない」と回答した人は実に91.8%と
日本では90%以上の人が投資信託に関心を持っていない事が分かります。
日本の投資信託の普及率は6.1%です(平成15年度時点)。
ではアメリカはどうでしょうか。
ICI(アメリカの投資信託協会)の統計資料によると
アメリカの投資信託の普及率は実に48.1%にものぼります(平成16年度時点)。
日本とアメリカとでは「投資」に対する意識差がかなりある事が分かっていただけるかと思います。
アメリカでは多くの人が月々の収入のなかから自分で積立をし、
将来に向けて備えていると言われています。
401k(確定拠出年金)の普及が日本よりもすすんでいる事もあるでしょう。
これらの要因がアメリカと日本の「投資」に対する意識差をうんでいるのだと思います。
さて、今度は違った角度からアメリカと日本の投資信託に関する違いを比較してみたいと思います。
「投資家が投資信託を購入する際に重視する情報について」です。
日本の投資家が投資信託を購入する際に重視する情報の比較ランキングは、
1位:安全性の高さ
2位:値上がりへの期待
3位:過去のリターン実績
となっています。
対するアメリカの投資家が投資信託を購入する際に重視する情報の比較ランキングは、
1位:投資信託の運用コスト
2位:過去のリターン実績
3位:投資リスク
となっています。
過去のリターン実績が重視されている点では日本もアメリカも同様なのですが、
アメリカの個人投資家が投資信託を購入する際に最も重視する情報として、
運用コストがあがってくる点が日本と大きく違う点です。
統計資料によると日本の個人投資家の間では運用コストはほとんど重視されていないようです。
投資信託選びの鉄則 - その1 - でも述べたように、
実際のところ、長期的にリターンの良し悪しを決するのは多くの場合、運用コスト(信託報酬)なのです。
アメリカでは日本よりもずっと投資信託が普及していますから、
このような結果がでているのだと思います。
実はアメリカの個人投資家もはじめから
運用コストを重視していた訳ではありません。
1996年時点のアメリカの投資家が投資信託を購入する際に重視する情報の比較ランキングでは、
1位:過去のリターン実績
2位:投資リスク
3位:投資信託の運用コスト
となっていました。
投資信託の普及と、時間の経過とともにアメリカの投資家の間で運用コストが
重要であるという事が少しずつ認知されていったのです。
経験からくる重視すべき情報ですから非常に参考になるかと思います。
アメリカは投資においても先進国です。
「先人の知恵」に学ばない手はありません。
リンク、ありがとうございました。こちらからもリンクさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。
コメント&リンクありがとうございます。
投資信託の運用会社は、
例えば家電業界で言えば、
メーカーなと同様だと思います。
損をするか、得をするかは、
売れる商品をつくるか、
つくらないかという事に
尽きるかと思います。
家電メーカーもおそらく消費者が
魅力を感じる商品をつくれば
売れるでしょうが、必ずしも
良い商品とは限らないと思います。
現在の日本の投資信託は
良い商品、売れる商品かどうかはさておき、
まず仕入値が消費者にとって
割高なところがまず問題だと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
今回の記事も興味深く読ませてもらいました。結局「運用コストの差」は「どれくらいの期間ファンドを運用していくか」なんでしょうね。
つまり、日本の投資家は、長期で成長を教授するものと思っていないと言うことの表れかもしれません。
こんにちは。コメントありがとうございます。
staygoldさん、ゆうちゃんパパさんに感謝です。
そうですね、日本の投資の普及率は
まだまだ非常に低いですから、
投資=投機と考えている方や、
ギャンブルの一種のように考えられている方まで色々な方がいます。
また、日本の個人投資家の多くは
年配の方が中心ですから、長期で成長を享受するという考えが普及するのには
まだまだ時間がかかるのかも知れません。
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