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今回は「-投資信託-ありがとうファンドは買いか?」について書いていこうと思います。

前回の記事、-投資信託-ファンドオブファンズを疑がおう
ありがとう投信の運営する「ありがとうファンド」について取上げました。

実際に「ありがとうファンド」について詳細に確認していく事で
「ファンドオブファンズ」の理解を深めていきたいと思います。
今回の記事のような手順をふむ事で、「ありがとうファンド」だけでなく、
「ファンドオブファンズ」方式の投資信託「実質信託報酬」
算出する事が出来ますので、参考にして下さい。

まずは、「ありがとうファンド」に組入れられている投資信託を確認してみたいと思います。

「ありがとう投信」による組入れファンドについてを確認すると、
現状4つの投資信託が組入れられているようです。

  • さわかみファンド

  • トヨタグループ株式ファンド

  • 朝日ライフ SRI社会貢献ファンド 『愛称 : あすのはね』

  • 朝日Nvest グローバルバリュー株オープン 『愛称 : Avest-E』


  • いずれも国内で取扱われている投資信託ですので、
    「ありがとうファンド」を買わずに、個別に投資信託を買う事も出来ます。

    ここで注意いただきたいのは、私達個人投資家が投資信託を買うのと「ありがとうファンド」のような
    「ファンドオブファンズ」が個人投資家から集めたお金で投資信託を組入れる(買う)のは
    「コスト体系」が基本的には異なるという点です。

    「ありがとう投信」によるファンドオブファンズのよくある質問の回答をみると
    「ありがとうファンド」が組入れた投資信託を個人で購入する場合との「信託報酬」の比較表がのっています。
    更に個人投資家が買う場合の「販売手数料」の最安値(モーニングスター調べ)を加えた表が以下の表になります。

    名前ありがとうファンド
    (信託報酬)
    ありがとうファンド
    (販売手数料)
    個人投資家
    (信託報酬)
    個人投資家
    (販売手数料)
    さわかみファンド1.05%ノーロード1.05%ノーロード
    トヨタグループ株式ファンド0.38%0.72%1.58%
    朝日ライフ SRI社会貢献ファンド
    『愛称 : あすのはね』
    0.84%1.87%ノーロード
    朝日Nvest グローバルバリュー株
    オープン『愛称 : Avest-E』
    1.89%1.89%ノーロード


    トヨタグループ株式ファンド朝日ライフ SRI社会貢献ファンド 『愛称 : あすのはね』個人投資家が個別に
    投資信託を買うよりも信託報酬割安になっているのが分かります。

    また、さわかみファンド朝日ライフ SRI社会貢献ファンド 『愛称 : あすのはね』は個人投資家が
    個別に買ったとしても同一の信託報酬となっています。

    ただし、

    「ありがとうファンド」自体にも信託報酬が別途、0.945%かかる事を忘れてはいけません。

    「ありがとう投信」の月次レポートに組入れ投資信託組入れ比率がのっていますので、
    この数字からおおよその実質的な「信託報酬」を計算してみようと思います。

    名前組入れ比率
    さわかみファンド27.71%
    トヨタグループ株式ファンド28.17%
    朝日ライフ SRI社会貢献ファンド
    『愛称 : あすのはね』
    23.77%
    朝日Nvest グローバルバリュー株
    オープン『愛称 : Avest-E』
    3.40%
    短期金融資産16.95%

    上の表は「ありがとうファンド」の組入れ比率表です。

    組入れ先に「短期金融資産」が含まれていますが、
    ここでは個人投資家がそれぞれ投資信託を購入した場合と、
    「ありがとうファンド」との「実質的な信託報酬の差」を割出したいので
    ここでは「短期金融資産」は省きます。

    名前組入れ比率
    さわかみファンド33.37%
    トヨタグループ株式ファンド33.92%
    朝日ライフ SRI社会貢献ファンド
    『愛称 : あすのはね』
    28.62%
    朝日Nvest グローバルバリュー株
    オープン『愛称 : Avest-E』
    4.09%

    すると、組入れ投資信託比率はおおよそこんな感じになるでしょう。
    さて、この、組入れ投資信託比率組入れ投資信託信託報酬から平均信託報酬を計算すると、
    組入れ投資信託平均信託報酬約0.80%となります。更に「ありがとうファンド」自体の
    信託報酬を加えると、実質信託報酬約1.74%である事が分かります。
    これに対し、個人投資家上記の表と同様の比率
    投資信託を保有した場合、
    実質信託報酬約1.21%となります。

    いかがでしょうか?

    その差は約0.53%とインデックスファンドの信託報酬と同程度の
    運用コストが余計にかかってしまう事が分かります。

    投資信託選びの鉄則 - その1 - でも述べたように、投資信託選びで最も重要と言っても良い
    「運用コスト」でこれだけ大きな差が生じています。

    さて、本題の「-投資信託-ありがとうファンドは買いか?」ですが、

    ありがとうファンドは運用コストが割高であるため、オススメできない

    「ファンドオブファンズ」の選定を行なう場合は、今回説明したように
    「おおよその実質的な信託報酬」を割りだしてみると良いでしょう。
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    コメント
    この記事へのコメント
    この計算結果にはうなづけます。
     大変参考になりました。
     この計算結果にはうなづけます。
     こうやってみると、ファンド・オブ・ファンズはどうしてもコスト高になってしまうんですね。
    2006/09/08(金) 15:21:28 | 乙川乙彦 | #-[ 編集]
    乙川乙彦さん

    コメントありがとうございます。
    そうですね。
    全てではないにしろ、
    残念ながらファンドオブファンズは割高なものが多いと思います。
    2006/09/08(金) 15:41:40 | assets | #YdDkysYI[ 編集]
    ご指摘の点ごもっともですが
    ご指摘の点、まったくもってごもっともです。でも、ボクはありがとう投信を定期定額購入することにしました。
    確かに信託報酬は割高になっていますが、運用残高が増えれば漸減することになっています。この点は素直に評価したいと思っています。もう一点、評価すべき点があると思います。それは、ファンド内でアセットアロケーションのリバランスがやり易いということです。個人投資家がリバランスをする場合、売却等でコスト(税金など)が掛かる可能性があります。ところが、ありがとう投信のように流入額がある程度コンスタントに見込める投信の場合、買い付け額を調整してリバランスする(=つまり取得・処分コストが掛からない)ことが可能だと考えられます。
    ボクも少し高いよなぁ、とは思っていますが、大手証券系の運用会社のバランス分散ファンドに比べれば(比べるほうがバカかもしれませんが)良心的だ、と思います。
    2006/09/08(金) 17:01:39 | renny | #-[ 編集]
    rennyさん

    コメントありがとうございます。

    はじめにご理解いただきたいのが、
    私自身、ありがとう投信が嫌いという訳ではありません。
    むしろ、興味深い運用会社だと考えています。

    また、記事とこのコメントは出来る限り、客観的に
    数字で比較した見解(単純な計算で恐縮ですが)だとご理解下さい。

    rennyさんご指摘の通り、「ありがとうファンド」は運用残高が
    増えるに従って信託報酬を減らしていく方針のようですね。
    これは、個人投資家からすれば、
    魅力的な制度で、他の投資信託にも見習って欲しい点ですね。

    ただ、運用残高が1,000億円を超えても、
    ありがとうファンドの信託報酬は0.7350%であり、
    現状の組入れ投資信託の平均信託報酬と合せると、
    それでもやはり1.535%と割高感が否めません。

    確かに複数の投資信託を組入れていますから、
    リバランスを個人がやる必要がないという意味では、コスト面でのメリットと、
    管理の手間が軽減できるというメリットがありますね。

    ただ、それでも1.535%というコストを考えると割高だと思います。

    冒頭にもふれましたが、
    私自身、ありがとう投信に対して
    興味深い運用会社だと考えています。

    例えば、運用残高の増加に伴い、組入れ先のファンドの信託報酬が
    更に割安方向へすすむのならば(恐らく進むでしょう)、
    ありがとうファンド自体の運用コスト割高感も
    解消されてくるのではないかと思います。

    今後に期待したいと思っております。
    2006/09/08(金) 17:43:11 | assets | #YdDkysYI[ 編集]
    以前僕も、ありがとう投信にについて割高のように思いましたが、数あるファンドで選ぶのに困っている方がおられたら、この投信もありのような気もします。現在、貯金から投資にお金が流れているので、ファンドオブファンドも、もっと増えて競争が厳しくなるでしょう。
    2006/09/24(日) 23:40:05 | 大和 | #-[ 編集]
    大和さん

    コメントありがとうございます。
    大和さんが、以前は割高だと思ったにも関わらず、
    今は"あり"だと思われるようになったのはどのような理由からでしょうか?

    私はありがとうファンドがなしだとは言いませんが、
    オススメは出来ません。
    他の記事等でも述べていますが、
    長い目でみて、投資信託のリターンの良し悪しを決っしているのは
    大抵の場合、コストであるからです。

    おおよそ80%のアクティブファンドがインデックスファンドを
    上回れない事実もこのコストの差によるものです。

    また、過去10年のアメリカの税引き後の投資信託のデータからみると、
    この差は更に広がり85%程度にものぼります。

    現状、ありがとうファンドの組入れ資産の多くが国内株式型の投資信託である事を考えると、
    実質運用コスト(信託報酬)が約1.74%というのは高過ぎます。

    モーニングスターの国内株式型で信託報酬が1.74%ある投資信託は
    全体の5%しかなく、明らかに割高です。
    2006/09/25(月) 10:02:12 | assets | #YdDkysYI[ 編集]
    丁寧な返答ありあがとうございます。信託報酬が差し引かれた基準価格で組み込んでいるので、とらえ方が違うように思ったのです。基準価格に入っているので、運用成績として判断されるので、ある意味シビアだと思ったのです。(成績が悪ければ、お金は集まらない)複数のファンドのいいとこ取りをしているようなものなので、長期的に安定的、有利なファンドのひとつだど思ったのです。あと、インデックスファンドに勝てないファンドですが、ファンドマネージャーにかなりの問題があるように思います。集まった資金をすべて株の購入にあてずに、つねにキャッシュポジションを保ち、相場が下落したときのみ安値を買っていけば長期的には、アクティブファンドの方がいい成績になると思います。それとバイアンドホールドを実行しているファンドガいいですね。
    2006/09/29(金) 07:34:31 | 大和 | #-[ 編集]
    大和さん

    こちらこそ、ご丁寧にコメントいただきまして、
    ありがとうございます。

    もちろん、インデックスファンドが確実に
    アクティブファンドを上回る訳ではありませんが、
    確率的にインデックスファンドが7割以上の勝率に
    なるので、当ブログとしては、インデックスファンドを
    オススメさせていただいています。

    私も大和さんの仰る通り、もちろんファンドマネージャーの質、
    投資戦略の問題は大いに関係があると思います。

    大和さんが仰られるような「さわかみファンド」的なバリュー投資、
    バイアンドホールド戦略を組合せた戦略は、有効であるかも知れません。
    実際に過去5年のトラックレコードを
    みてみると、バリュー投資の投資信託が上位に多いようですし、
    バイアンドホールドのような売買回転率の低い投資戦略は、
    トラックレコードから省みても有効な戦略であると思います。

    しかし、これらのファンドマネージャー、
    もしくは投資戦略の「質」の判断は明確な基準がなく、
    なかなか判断し難いところがあります。

    例えば、シャープレシオ(リスクに対するリターンの割の良さ)や
    シグマ値(リスク、値動きの幅)を基準にして
    選定を行なうのも有効だとは思いますが、
    これらの指標は変動的なものです。
    過去のリターンと未来のリターンは相関がなく、
    将来に渡って良い結果を得られるとは限りません。

    また、トラックレコードからみると、
    運用期間が長くなればなるほど、
    インデックスファンドを上回ったファンドの平均超過リターンも
    非常に小さなものになるという結果もあります。

    長々と色々書いてしまいましたが、
    トラックレコードから判断し、
    確率的に有利だと考えられる投資信託を
    オススメさせていただいています。
    2006/09/29(金) 11:44:19 | assets | #YdDkysYI[ 編集]
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    2006/12/30(土) 18:44:07 | ホンネの資産運用セミナー
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