前回の記事、投資信託のコストは以前より安くなっている? で、国内の投資信託のコストは
規制緩和の影響によって柔軟な取引が可能となり、年々コストが増加傾向にあると書きました。
これは何も日本に限った事ではなく、投資先進国でもあるアメリカにおいても同様の事が言えます。
コストの中でも特に重要となる「信託報酬」に目を向けてみると、
米国の投資信託の「信託報酬」は1974年度にはおおよそ1.10%でした。
ですが、年々コスト高の一途を辿り、2003年度にはおよそ1.38%となりました。
日本と比較すれば、信託報酬は割安ですが、それでも年々コスト高傾向にある事は変わりません。
しかし、アメリカには年々コスト高傾向に推移しているのに反して、
年々コスト安となっていく運用会社があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、
その運用会社とはアメリカの運用会社で第2位の運用資産を持つ「バンガード」です。
「バンガード」はインデックスファンドのパイオニアです。
(※ちなみに、第一位は伝説のファンドマネージャー「ピーター・リンチ」が13年間で
250%と驚異なリターンをあげた「マゼランファンド」の運用会社「フィディリティ」です。)
「バンガード」の信託報酬は1974年度にはおおよそ0.70%でした。
「バンガード」の場合、年々信託報酬がコスト安方向へ推移し、2005年度時点では実に0.21%です。
実は日本でも「バンガード」の投資信託がマネックス証券で取扱われています。
マネックス証券で取扱われている「バンガード」の投資信託は
3種類+1種類(ファンドオブファンズで提供されている)で以下のようになっています。
(※下表の上3つの投資信託は外国籍投資信託であるため、為替手数料が別途かかります。
米ドル:買い25銭/売り25銭 ユーロ:買い50銭/売り50銭)
(※下表の上3つの信託報酬は2005年度決算期時点のものです。)
| 販売手数料 | 実質信託報酬 | 信託財産留保額 (解約時手数料) | |
| バンガード・ト―タル・ストック・ マ―ケット・インデックス・ファンド | なし | 約0.82% | なし |
| バンガード・スモ―ルキヤツプ・ インデックス・ファンド | 約0.86% | ||
| バンガード・ウエルズリ―・ インカム・フアンド | 約0.87% | ||
| トヨタアセット・バンガード 海外株式ファンド | 約1.30% |
残念な事に表の上3つの投資信託に関しては、マネックス証券で
口座管理手数料として0.63%を課しているため、同様の投資信託を日本で買う場合、
アメリカに比べてかなり割高なコストでしか買うことができません。
それでも、以前国際株式型のオススメファンド で紹介した国際株式型のインデックスファンドと
比較しても、同様の水準となっていますから、いかに、信託報酬が安いかお分かりいただけるかと思います。
また、+1で紹介させていただいたトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドは
インデックスファンドとしては割高であり、オススメできません。
日本でもアメリカ水準の信託報酬で「バンガード」のインデックスファンドが買えるようになれば、
個人投資家にとって非常に有益である事は間違いないでしょう。
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