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今回は、「-要注意-モーニングスター初心者のためのらくらくファンド検索」について書いていこうと思います。

先日、モーニングスターのサイトをみていたところ、「初心者のためのらくらくファンド検索」という
新機能が追加されていました。

この、「初心者のためのらくらくファンド検索」ですが、
結論から言うと、

「モーニングスター初心者のためのらくらくファンド検索」は
あてにしない方が良い

試しに使ってみたところ、良い部分もあるのですが、幾つか問題点があるようです。
問題点を踏まえた上で使用すれば、なかなか良い機能だと言えると思いますが、
あまり知識がない初心者の方がその情報を頼りに「アセット・アロケーション(資産配分)」
行なってしまうと、痛い目に合う可能性が大いにあります。

では実際に「初心者のためのらくらくファンド検索」問題点を3つ指摘していきたいと思います。

問題点1 投資期間が考慮されていない

「初心者のためのらくらくファンド検索」では
まず始めに、「現在の資金と月々積立てる金額を入力し、何年間でいくらにしたいか?」
といった情報を入力します。

すると次の画面で「あなたの目標運用利回りは○○%です」
従って「こんなアセットアロケーション(資産配分)を組んだ方が良いですよ」といった
アセットアロケーション(資産配分)の目安が表示されます。

実はもうこの時点で大いに問題があります
この「初心者のためのらくらくファンド検索」は、投資期間が考慮されていないために、
以下のような2つの例に同様のアセットアロケーション(資産配分)を薦めてきます。

例1.
運用資金:資金0万円+月々積立3万円
運用期間:3年
目標金額:121万円

例2.
運用資金:資金0万円+月々積立3万円
運用期間:15年
目標金額:1,000万円

ススメられるアセットアロケーション(資産配分)
国内株式型25% 国内債券型25% 国際株式型25% 国際債券型25%

2つの例ともに目標運用利回り7%台です。しかし、決定的に違うのは運用期間です。
例1.運用期間3年目標運用利回り7%台です。
例1.プランが実現する可能性は、決して高くなく、それこそギャンブル性が高過ぎます。

良い3年なら十分に実現可能ですが、悪い3年にあたれば大幅に損をするでしょう。

一方、例2.のプランならば目標金額を実現できる可能性は十分にあると思います。
しかし、提示されたアセットアロケーション(資産配分)では期待利回りが達成できない
可能性があると思います。
また、問題点2で触れていきますが、「国内国債型」の比率が高過ぎます

問題点2 国内債券型の過剰評価

提示される全てのアセットアロケーション(資産配分)に共通して言える事ですが、
国内債券型を過剰評価しています
特に「日本国債」に関してですが、「日本国債」は現在、このように評価されています。
先進各国国債と比較すればいかに評価が低いのかが分かると思います。
現在の日本の税収では追いつかない程、借金(国債、公債)
膨れ上がっている事はご存知の方も多いかと思います。
財務体質が改善されない限り、日本国債、公債はオススメできません。

国債、公債は安全だと考えている方もいるかも知れませんが、
現在のままの状況が続けば「破綻」します。
デフォルト(債務不履行)になる可能性も「無きにしも非ず」です。
いずれにしても、「リスク」「リターン」を考慮すれば、
日本国債、公債は割りに合わないと思います。

現在までのところ、
ここで示される「国内債券型」配分には
国外の先進各国に分散して投資するような投資信託で補填するのが良いと思います。
(参考:国際債券型のオススメファンド

問題点3 リスクに対する説明が不十分

当然の事ながら、個人投資家それぞれ、リスク許容度は異なります
リスクを出来る限り追いたくない人もいるでしょうし、
多少のリスクを背負っても「リターン」を追求したい人もいるでしょう。

目標金額現在資金月々積立額運用期間からだけでは、
やはり個々にあったアセットアロケーション(資産配分)は組めません。

せめて、リスクに対する分かり易い説明が欲しいところです。

簡単にですが、3つの問題点をあげてみました。
これらの問題点を考慮しなくてはいけないと考えると
「初心者」向けとは少し言えない面があると思います。

ただ、アセットアロケーション(資産配分)を提示された後に、
投資信託選択基準「信託報酬」を重視するか、
パフォーマンス(リスクに対するリターンの割の良さ)を重視するのかを選ぶと、
次の画面で選択基準に合った投資信託が表示されます。

ここで薦められる投資信託「分配重視」投資信託が入っていたりと、
少々気になる点はあるものの、「国内債券型」を除いて、
おおよそ「割りの良い投資信託」が薦められている点は評価できると思います。

初心者の方こそ、「モーニングスター初心者のためのらくらくファンド検索」
には注意が必要です。



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コメント
この記事へのコメント
assetsさん、こんばんは。
いつも、assetsさんの有意義な記事で勉強させて頂いています。
私は、最近になって、やっと資産形成の目標を設定したつもりですが、その目標達成には、年率9%~10%の利回りが必要であることがわかりました。
でも、よ~く考えると10数年も10%の利回りを続ける続けることは難しいとも感じております。
やはり最大でも7%程度ですかね?
2006/09/20(水) 23:17:13 | manuw | #-[ 編集]
manuwさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

manuwさんもご存知の内容になって
しまうかと思いますが、ご容赦下さい。

未来の事は分かりませんが、
10%は厳しいかも知れませんね。

厳しいと思う要因として、
どのようなポートフォリオを組むにせよ、
「国内型」は為替の影響がないので、
本来は中心に据えるべき資産クラスだと思うのですが、
日本の場合、どうもその中心に据えるべき「国内型」の
期待収益率がかんばしくない事があります。

過去のデータを省みると
国内株式の平均収益率は1952年から2005年までで13.4%と米国を上回る
平均収益率をあげているのですが、
現在、機関投資家が期待収益率を求める際に主流としている
ファーマ・フレンチ・マルチファクターモデルを用いて過去10年のデータから期待収益率を
求めたところ、日本株式の期待収益率は約6%とかなり厳しい期待収益率となるそうです。

国内債券に至ってはいわずともといった状況で、利回りが低い割りに
デフォルトになるリスクさえ秘めています。

いずれにせよ、期待収益率を高く設定するのであれば、
保有期間を長く持つ事によって期待リターンをそれ程減らさずに
ボラティリティ(リスク・標準偏差)の幅を少なくできる
株式型の特性を最大限利用するために、
株式を高位に保有するのが良いと思います。
(manuwさんに言うまでもありませんね。)
2006/09/21(木) 12:18:48 | assets | #YdDkysYI[ 編集]
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